人生最大のイベントである『結婚』。
だからこそ、絶対に後悔はしたくありませんよね。
そのためには、どういった相手と結婚すべきなのか。
相手を見極める重要な【3つのポイント】を、お話ししていきます。
① お金の相性
これに関しては、説明するまでもないかもしれません。
●お金をどう管理するか
などなど、結婚相手と快適に共同生活していく上で外せないのが、金銭感覚です。
■どこにお金を使うかという価値観
夫婦でお金の使い方が違うと、かなりストレスになり、トラブルを引き起こしてしまうという例があります。
わたしの友人に、どこにお金をつかうかという価値観が、まったく合わない30代の夫婦がいるのですが、正直、結婚生活はかなりしんどそう。
『ジャニーズ命!』
『嵐、関ジャニ、キンプリ、・・』
『日本全国どこまでも、いくら使っても会いにいくのー!』
というジャニオタのあたしの友人と、税理士で、貯金が趣味のような旦那さま。
ケンカの原因は、毎回決まって、彼女のジャニーズへの投資額。
とうとう最近、旦那さまは実家に帰ってしまいました。
でも、彼女は彼女で、
『あたしの生き甲斐(=ジャニーズ)を制限されるなら、離婚しかない!』
と、一歩も譲る気配はありません。
結局、両家の両親まで巻き込んで、現在もプチ騒動が続いています。
ちなみに我が家は、わたしも旦那さんも旅行好き。
日々の小さな節約で、貯まったお金はドンッと旅行に使います。
もし金銭感覚や価値観が合わなくて、旅行にお金を使えなかったら、ちょっとしんどかっただろうなーって思います。
■家計をどう管理するかという価値感
わが家では、旦那が家計を管理しています。
『旦那は、自分でお金を管理したい人』
『私はできれば誰かに管理してほしい人』
結果、お互いの需要と供給が合致し、とても快適に暮らしています。
わたしはもともと、お金の管理はかなりズボラで、家計簿なんてものとは無縁の人生を送ってきました。
対する旦那さんは、一人暮らしの頃から、なんと7年間も、アプリで家計簿をつけているしっかり者。
お金の管理も、自分でしたいタイプです。
なので、共働きの我が家のお金の管理は、全て彼にお任せ。
妻のわたしがお小遣い制。
正直わたしは、我が家の光熱費も把握していません。笑
とは言え、さすがに旦那さんが完全閉鎖で管理するのは不安になり、結婚2年目からは、2人で共有できるアプリに変更してもらいました。
わたしがアプリを開くことは月に1回あるかないかですが、“いつでも確認できる”という安心感があります。
我が家の場合、旦那さんが家計を管理しているちょっと珍しいパターンかもしれませんが、家計管理における価値観がマッチしていたおかげで、お互いに不満なく暮らせています。
ちなみにご近所に、お互い“自分が家計を管理したい派”の夫婦がいます。
結局は奥さんが財布を握っているものの、旦那さんはちょっと不満そう。
そうやって見てくると、やっぱり、お金の使い方や、家計管理の相性が合う相手の方が、快適でいられる可能性が高そうです。
② 距離感の相性
距離と言っても、“遠距離恋愛”とか“別居婚”とか、そういうことではありません。
● 一緒にいないときの精神的な距離感の相性
この2つの距離の価値観が合っているかどうかが、とっても重要です。
■一緒にいるときの物理的な距離感
一緒にいるときの『物理的な距離の価値観』が合う相手の方が、絶対に快適な結婚生活を送ることができます。
たとえば我が家の場合、一緒の時間を過ごしているときは、距離感近めです。
ソファに座ってテレビを見るときは、くっついています。
家の中ですれ違う時や、いってらっしゃい、おかえりなさい、おやすみのときは、高い頻度でハグします。
でも、夫婦のどちらか一方が、
●『パートナーであっても、パーソナルスペース(他人に近づかれると不快と感じる空間)は広く保ちたい』
●『人とはある程度、物理的な距離を保ちたい』
という価値観だった場合。愛情表現として近づいてくるパートナーを、不快に感じてしまうという悲劇が起こります。
そして、相手との距離感という感覚的なものは、なかなか変えられないんです。
しかもお互いに悪気がないので、距離感が合わないのは、本当にツライ。
物理的な距離の相性は、一緒に生活していくうえで、とても重要なのです。
■離れているときの精神的な距離感
また、『離れているときの“心”の距離感』も意外と重要です。
『一緒にいない時も、常にLINE でつながっていたい!』という人もいれば、逆に、『別々の時は、それぞれお互いの時間を楽しみたい』という人もいます。
ちなみに我が家は、離れているときは、とことん離れています。
『一緒にいるときはすごく近くて、一緒にいないときはすごく放置』
このフィーリングが、合っているので、すごく自然体でいられるんです。
とはいえわたしも、この精神的な距離感マッチの重要性は、若い頃は全然気づけませんで
した。
365日24時間、『好き好き大好きーっ』て、自分を求めてくれる相手に依存してしまったり。
逆に、思った通りにメールの返信をくれない相手のことが、ものすごーく気になって、結果、好きになってしまったり。
“気になる”というのは、もちろん恋愛のスパイスではあります。
でも、メールの返信が来ないことで、疲れるくらい気をもむような相手とは、そもそも波長が合ってないということ。
30代半ばで、恋愛も仕事も遊びも、いろいろ経験したからこそ、自分にとってベストな結婚相手を選ぶことができたと思っています。
③ 時間の相性
時間の相性というのは、あらためて意識してみることって少ないと思うんですが、『実は、3つの相性中で一番重要!』とわたしが考えている相性診断です
●生活のリズム
―― これらの相性が合っていないと、幸せになる前に『不快感』がハンパなくなるので、とってもとっても大事な相性なのです。
■流れる時間のスピード感の相性
流れる時間のスピード感の相性、つまり、ざっくり言うと、
せっかちなのか。のんびりなのか。
余裕を持って行動するか。
ギリギリで行動するか。
ここがあまりに正反対の場合は、要注意です。
わたし自身、同棲や結婚で他人と一緒に生活してみて、『流れる時間のスピード感が合うかどうか』――
ここが、難題かつ、とても重要なポイントだということに気づきました。
わたしは以前、つきあっていた人と同棲していたことがあります。
バツイチでしたが、とーっても優しく、趣味もノリも合って相性バッチリ!
つきあって3年くらい経った頃にプロポースもしてくれて、『ついにわたしも結婚するのかー!』なんて思っていたんですが‥
結局はお断りしてしまいました。
何がわたしを躊躇させたのか。
振り返ってみると、時間の感覚のズレが、1番の要因だったと思います。
一緒に生活をするうちに気づいたんですが、彼はとにかく『ギリギリで行動する』タイプ。
出かける10分前は、必ずバタバタして、出発時間はいつもギリギリ。
一緒に駅まで向かう場合は、かなり早歩きで向かうハメになります。
対してわたしは、そこまでのんびりしているタイプではないけれど、『時間にゆとりがほしい』タイプ。
できれば5分前行動がしたい性格。
一つ屋根の下にいる相手と、流れる時間のテンポが違うワケですから、常に何となく不快感があります。
やがてそれが、イライラに変わってきたりします。
どちらも悪意がないのにイライラが生み出されてしまうのは、すごく残念ですよね。
ちなみに、この時間感覚の相性が『合う』か『合わない』は、頭で考えるよりも、感じてください。
相手との時間の流れが合うか、合わないか。
このことをちょっと意識してみるだけで、
『なんか合うかもー♪』
『んんー?違和感あるな‥』
っていうのが、けっこうわかりやすく感じられると思います。
■生活リズムの相性
時間の流れのスピード感とともにチェックしたいのが、相手との生活リズムの相性です。
会社の後輩で、旦那さんが飲食店の夜勤の仕事をしている女性がいるのですが、彼女はいつも、モヤモヤした気持ちを抱えています。
OL である彼女の勤務時間は、9時〜18時。
そして旦那さんは、18時〜4時の夜勤のお仕事。
結果、彼女がまだ寝ている早朝5時頃に旦那は帰宅し、彼女が仕事から帰ったころには、彼はもう仕事に出ています。
彼女も、仕事なので仕方がないと頭ではわかりつつ、『早朝に旦那が帰宅すると、物音で起きちゃって、熟睡できない。眠くて、仕事に影響するー』
『会話?ほとんどないよ、メールだけ』
と、いろいろと不満はたまっているようです。
また、勤務時間帯が同じでも、旦那さんが夜型で、遅くまで物音を立てられて、寝付けなくてイライラするという女性は多いです。
特に男性より女性の方が、子供を育てるという性質上、物音に敏感な生き物です。
なので、男性が夜型の場合は、不快感がたまってしまうかもしれません。
ちなみに我が家の場合は、わたし以上に旦那が超規則正しいので、とても助かっています。
(早いときは、夜10時くらいには寝息を立てています!)
このように、生活リズムの相性も、快適な結婚生活には欠かせない要素です。
3つの相性チェックで、後悔しないパートナーを選ぶ
結婚してもしなくても、人はどんどん変化していきます。
なので、相性や価値観の合致も、永遠ではないかもしれません。
でもわたしは、『お金』・『距離』・『時間』―― この3つの価値観が合う相手と結婚したことによって、いまのところ、毎日不快感なく快適な結婚生活を送っています。
そして、不快感がないというのはすごく幸せなことです。
ビックリするくらい、夫婦のケンカもありません。
そんな相手と出逢えたことに、とても感謝しています。
結婚相手の条件として、『外見』や『年収』など、目に見えやすいモノも大切です。
ですが試しに、人間本来の『感じる能力』をフル活用しながら、
この3つの相性が合う相手かどうか、意識してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら意外と身近に、自分にピッタリのお相手がいるかもしれませんよ。