「駆け引きして元カレの気を引く」といった、女性目線の恋愛サイトが推奨する復縁テクニックを使って、自分に都合の良い結果を引き出そうとする女は、面白いぐらい元カレに嫌われています。
一方、元カレの思いや気持ちに寄り添って、望んでいることを与えてあげようとする女は、復縁に成功しています。
それでは、その両者を比較しながら、復縁の成功法則について具体的に解説していきます。
復縁に失敗する人の特徴
「男性と一緒にいる写真をSNSに投稿して、元カレの嫉妬心をあおって復縁する」
「元カレに何通かLINEを送って親しくなったら、逆にそっけなくして気を引く」などなど。
女性目線の復縁サイトや復縁本を真に受けて、復縁テクニックを使おうとする女性は、復縁できません。
このような女性は、元カレから「この人は自分が好かれることに必死で、全然、俺のことをわかってくれない」とますます嫌われます。
例えば、ハルカさん(仮名・33歳)は、上記のようなテクニックを使うようにと、ある復縁業者にアドバイスされ実践していました。
しかし、元カレから「君と関わると疲れるから、今後一切連絡してこないでほしい」と怒られ、電話以外のすべての連絡手段をブロックされ音信不通になってしまいました。
なぜ、このような「女性目線」のマニュアル化された復縁テクニックが元カレから嫌われるのでしょうか?
これらに共通しているのは、「相手の男性から、女性であるあなたにとって都合のいい結果だけを引き出すテクニックでしかない」からです。
例えば、「メールの返信がほしい」、「会って話がしたい」、「復縁する」という、あなた都合の「YES」を引き出すことのみを目標にしているということです。
このような復縁テクニックを追及するようになった女性は、一番配慮すべき目の前にいる元カレの「気持ちや人間性」を視野に入れていません。
さらに悪いことに・・・
●「どのような手順が正しいのか、この順番ではダメなのか?」
●「復縁までの段階を、正しく進められているか?」
●「どれぐらいの時間を置いて返信するのが正しいのか、この時間の間隔は良くないのか?」
と、正解探しに終始するようになってしまいます。
そして、その女性の行動範囲は狭まり、細かくなってしまい、心も体もガチガチに硬くなる始末…。
その結果、元カレに対して何のアクションも起こせなくなったり、あるいは、ガチガチで中途半端な振る舞いをして「最低だな!」と、相手にされなくなってしまうのです。
なので、元カレの気持ちを配慮せずに、復縁テクニックを使って自分都合の「YES」を引き出そうとするのは絶対にやめましょう。
復縁に成功する人の特徴
一方で、
●元カレが、何を思い、何を望んでいるのか?
すなわち「元カレの気持ち」を理解して、望んでいることを、具体的な言葉と行動で与えることができる女性は復縁成功しています。
4000人以上の恋愛カウンセリングを実践してきた私だからこそ断言できるのは、多くの男性達が最終的に女性に惚れるのは、『話を聞いてくれる!ラブリーなコミュニケーション術』といった恋愛テクニックではありません。
お料理が上手といった家庭的な女子力でもありません。
バストが大きなグラマー体型や、美人でもありません。
男性達が女性に求めているのは、「オレの気持ちや、オレという人間をわかってほしい」という【理解】です。
元カレは、あなたに自分の気持ちを理解してもらい、望んでいることを具体的な言葉や行動で与え、満たしてくれることを求めているのです。
「オレが、君に、何をされて嫌だったのか」
「オレが、君に、本当は、何を望んでいるのか」
という元カレの気持ちをわかってあげる。
そして、
「それはつらかったね…」と、仕事がうまくいかず悩んでいる元カレの気持ちに寄り添いながら、共感のメッセージを送ってあげる。
「本音を聞かせてくれてありがとう」と、自分への気持ちを語ってくれた元カレに、感謝を伝える。
「明日は仕事で早いんだし、今日はもう帰ろうよ」と、もっと話したい!という自分の欲求はぐっとこらえて、駅まで送ってあげる。
やさしさ、安らぎ、情熱、洞察力、ユーモアなど、あなたの中にある全てのものを使って、元カレに表現し、与えてあげる。
そうすれば、「復縁するぞ」と鼻息荒く意気込まなくても、自然と元カレがあなたのことを好きになってくれます。
先ほどのハルカさんにも、自分にとって都合のいい結果を得ようとすることはやめて、「元カレの気持ち」を理解して、望んでいることを、具体的な言葉と行動で与えるようアドバイスしました。
ハルカさんは、元カレと出会ってから別れに至るまでの経緯をじっくり振り返って、どれだけ自分が相手を傷つけ、苦しめていたかということに気づきます。
そして、ブロックされた1ヶ月後、思い切って元カレに電話し、次のように伝えました。
「『嫌われたくない』という自信のなさから、愛情があるのかどうか試すような言動をしたり、酒を飲んで責めたりして本当にごめんない。
何度も『好きだよ、大丈夫だよ』と言って、励ましてくれたり、仕事の愚痴を聞いてくれてありがとう。
私の方こそ、もっとマメに連絡したり、感謝を伝えたりすべきだったと反省してる。
こんな私を、今まで支えてくれてありがとう」
このようなハルカさんの言葉に、元カレは
「今までオレがしてきたことが、やっと報われた気がしたよ。
付き合ったことは無駄じゃなかったと思えてよかった」
と肯定的な返事をくれました。
相手の気持ちを理解して、望んでいることを与えれば、少しずつ心を開き、信頼してくれるようになります。
あなたもどうか、思いやりを与えるギブギブ女になるようにしてください。